楽器に合わせた移調の方法

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「ピアノ伴奏つきのリコーダーの楽譜があるんだけど、これをトランペットで演奏したいんだ・・・。」
「クラリネットの二重奏があるんだけど、私はフルートであなたはクラ。合わせたいのに・・・。」

ってな場合には、まぁ、次のようにすると簡単に(でもないけど)移調ができます。

楽器 記譜 Bb基準 C基準 F基準 Eb基準
ピッコロ C -2 0 -1 -3
フルート C -2 0 -1 -3
オーボエ C -2 0 -1 -3
ファゴット C -2 0 -1 -3
ソプラノ・サクソフォン Bb 0 2 1 -1
アルト・サクソフォン Eb 1 3 2 0
テナー・サクソフォン Bb 0 2 1 -1
バリトン・サクソフォン Eb 1 3 2 0
トランペット Bb 0 2 1 -1
コルネット Bb 0 2 1 -1
ホルン F -1 1 0 -2
トロンボーン C -2 0 -1 -3
ユーフォニウム C -2 0 -1 -3
チューバ C -2 0 -1 -3
コントラバス C -2 0 -1 -3
ピアノ・ギター他伴奏楽器 C -2 0 -1 -3

 上の表は、楽器と記譜上の調性、Bb楽器を基準にしたときの#とbの増減を表しています。

 まず、#ひとつにつき+1、bひとつにつき-1だと考えてください。

 例えば、トランペットの楽譜に#もbもなかったとします。その楽譜をフルートの楽譜にしたいなら、表に-2とあるので、bを二つつけて書き直します。

 ここで問題になるのは、どうしてドをシのbにするのかということですが、それはbが二つついた場合にドがそこに移動するからです。「なら、なんでドはそこに移動するんだぁぁぁ!」と言われますよね、当然。う〜ん、それは説明できないのですが、ドがどこに移動するのか見つける方法は説明できます。それは一番右に来るbや#の位置を見るのです。
 上の図でフルートの楽譜にbが二つ。一番右のbはいわゆるミの位置にあります。そこがファになるのです。『フラットの頭の文字がフだからファ』と覚えればなかなか忘れません。
 「なら、#ならシャープだからシかよ!!」という声が聞こえてきそうです。そのとおりです!!! スバラシイ山勘ですね。

というわけで、図のAのような場合、一番右の#の位置がシなので、そこからシドと上がった場所と、シラソファミレドと下がった場所にドがあります。Bの場合、一番右のbの位置がファなので、ファソラシドと上がった位置と、ファミレドと下がった位置にドがあります。


 それでは問題です。

 次のようなアルト・サックスの楽譜をフルートの楽譜に書き直すとどのようになるでしょうか?

 正解は?

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