8月17日 盆地に虹
   虹はどうしてできるのだろうか
                                …虹の秘密を探る

 8月17日,校庭でラクビー部の練習を見ていると,4時頃,あっという間に真っ暗になった空から激しい雷鳴が響き,たたきつけるような大粒の雨がしばらく降り続いた。ほどなく,晴れ上がった西空から差し込む強い陽射しを受け,東の空に素晴らしく鮮やかな虹がかかった。鮮やかな虹の外側には,色の配列が反対になっている第2虹も見えた。夏の夕立の後,大空にかかる虹,その鮮やかな彩りは忘れてしまいそうな子供の頃の記憶を思い出させてくれる。君達の中には,虹の根元に行ってみたくて,虹を追いかけて自転車ペダルを踏んだ思い出はないだろうか。どこまで追いかけていっても,その先で美しく輝いている虹。虹はいったいどのようにして出来るのだろう。虹の秘密を探ってみた。

 虹は,雨や霧のように空気中に浮遊している小さな水滴の内部で,太陽光線が屈折したり反射することによって起こる。空中に浮遊しているこれらの水滴は,表面張力によって、球形になっている。この水滴に太陽光線が入ってくると,入ってきたときの入射角によっていろいろな方向に屈折されて水滴を出ていくが,一部は水滴と空気の境界で反射され,逆戻りして屈折されながら水滴を出て,太陽と反対の方向から私達の目に入ってきて虹を作る。図1のように,水滴で屈折・反射・屈折を受けた透過光の進行方向は,水滴に入射する太陽光線の入射角によって異なっている。しかし,ある範囲の入射角で入ってきた光は,特定の透過光となって出てくる。水に対する屈折率1.332の赤色光について詳しく調べてみた。図2に示してある,水滴に入ってきた光線と反射されて出ていく透過光の進行方向とがなす角(δ)と,入射角(i)との関係をまとると図3に示したように,入射角が56〜63°の太陽光は42°の方向に集中して進んでくる。紫の光の場合は40°の方向が最大になる(図4)。雨を作っている非常に多くの水滴でこのような現象が起こるため,地上から見上げた立体角が40〜42°の間に紫〜赤の虹が出来る。したがって,太陽高度が0°の日の出,日の入りの時には,半円形の虹が出来る。太陽高度が高くなるにしたがって,虹の弧の中心角は次第に小さくなり,40°以上になると,地上では虹が見られない。地平線のない山の頂や飛行機からは,完全な円形をした虹をみることができる。

 普通の虹の外側にできる第2虹は,水滴に入ってきた太陽光が水滴の中で2回反射した後で透過してきた光によって出来るため,透過光の強度が最高になるのは,赤色光で約51°,紫色光で約54°になるので紫の光が外側に見え,色の順序が普通の虹の逆になる。虹は,太陽高度が比較的低く,反対側の空にまだ雨雲が残っていて,雨が降っていれば見ることができるので,夕方ほど多くないが,朝方にも見られる。僕はまだ吉田に通っていた頃に,朝,河口湖の上空に富士山をバックにきれいな虹がかかったのを見たことがある。
9月24日 富士山初冠雪  …あなたは、見ましたか

 9月24日,富士山に積もった雪が初めて麓からも見られる現象(初冠雪)が観測された。富士の雪は,23日夜本州上空を通過した冷たい気団によってもたらされたもので,秋の移動性高気圧に覆われて晴れ渡った24日の午後には,甲府盆地からも8合目から上にうっすらと雪化粧をした富士の姿を御坂山地越しに眺めることができた。甲府での今年の初冠雪は平年よりも11日早かった。

ヤブツルアズキ (藪蔓小豆)  Phasaeolus angularis [まめ科]
 学校に通うたんぼの中に続く農道の傍らで,黄色の蝶形をした小さな花をいくつもつけているこの草を見つけた。
 ヤブツルアズキは原野に生えるつる性の一年草,長く伸びた茎は何にでも巻き付く。花が終わった後には,幅 4o,長さ 4〜5pのさやが下に向かって垂れ下がり,中には,赤いダイヤなども呼ばれている小豆より2まわりほど小さな黒い色の種子がたくさん詰まっている。
 図鑑の同じページに載っていた小豆も,花の色は黄色と書いてあった。かつて家の畑で小豆を作ったこともあったのだが,花の色をすっかり忘れていた。

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