産業廃棄物 
        山梨は狙われている 
                              …考えてみよう 身近なゴミ

 最近,首都圏から出た産業廃棄物が関東周辺や東北,四国,さらには海外にまで運ばれて捨てられていることが明らかになり,大ききな社会問題になっている。首都圏に近く,人目に付きにくい山間地の多い山梨は大丈夫なのだろうか。また,廃棄物は,いらなくなった物だと言って,簡単に捨ててしまっていいものなのだろうか。我々一人一人の生き方にも深い関わりを持つゴミの問題を調べてみた。

 盆地にも,大規模な産業廃棄物の処分場があると聞いて,どのような方法で産業廃棄物の処理が行われるのかを自分の目で確かめようと思い,御勅使スポーツ公園の直ぐ上流にあたる,八田村六科のアクア・エンジニアリング有限会社の産業廃棄物最終処分場を訪ねてみた。元の河川敷を掘り起こした巨大な穴が口を開けている処分場では,何台もの重機が忙しげに動き回り,次々にやって来るゴミを満載した大型ダンプカーから吐き出されるさまざまなゴミを穴の中に落としていた。この処分場では,安定六種と呼ばれている,プラスチック,ゴム,金属,ガラス,陶磁器などのくず,建設廃材を地面に埋める方法で処分している。かなり広い処分場も毎日 100台以上のダンプで首都圏から運ばれてくる多量の産業廃棄物で埋め尽くされ,まもなく満杯になってしまうとの事だった。
 東京湾沿いのゴミ埋め立て地の情景をTVを通して知っていたとはいえ,目の前に広がる処分用の穴の余りの深さと,そこに積み重なっている膨大な量のゴミに圧倒されてしまった。ここで埋め立て処理されている産業廃棄物は,土壌中で分解したり,地下水中に流れ出したりする危険性は無いとのことだったが,処理方法の確立されていない有害な化学物質や重金属などを含んだ廃棄物や廃液,史上最悪の毒物と恐れられている有機塩素系物質のダイオキシンを高濃度に含むとして問題になっているゴミ焼却場の灰などが密かに捨てられる恐れはないのだろうか。万一これらの物質が捨てられれば,周辺の土壌を汚染し,盆地の地下水に深刻な影響を与え,重大な健康被害を引き起こすことになるのは必至だ。よく,ゴミは文明のバロメーターなどと言う。しかし,有限な資源を一方通行で消費し,いらなくなったと言っては,捨て,回収するには費用がかかると言っては,捨てる。このようなことを何時までも続けられるはずがない。一刻も早く,多消費使い捨てと言う,現在文明の在り方を抜本的に改めないと,自然から取り返しのつかないシッペ返しを受ける事になる。ゴミの処分場を見て,こんな事を危惧するのは私だけなのだろうか。
キクイモ (菊芋)  Helianthus tuberous [きく科]
 芸術鑑賞会の日,久し振りに歩いて学校から文化ホールに向かった。さまざまな野草が咲き誇っている荒川の堤防で,一際目につく黄色の大きな花をつけたこの草を見つけた。
 キクイモは北米原産の多年草で,江戸の末期に渡来したらしい。キクの花に似ていて,地下にイヌリンと言う二糖類を含んだイモ(塊根)をつけることからこの名がついた。

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